Liferayポイント解説第2回『Liferay機能概要』として、「Liferayにはどのような機能があるのか?」について紹介します。
概要
Liferay(ライフレイ)は、オープンソースのWebシステム構築用フレームワークです。
Liferayの各種機能の概要について紹介します。機能数が非常に多いため、シンプルにまとめて紹介します。
ポータル機能
Liferayは統合的/包括的なポータル機能を提供します。各機能を利用することで、充実したポータルサイトを作成できます。
機能抜粋
- 「UI開発」—統合プレゼンテーション層を提供
- 「エンタープライズ統合フレームワーク」—API/SOAP/REST/RSSなどに対応
- 「ポートレット」—機能部品システム
- 「シングルサインオン」—単一ログイン機能に対応
- 「カスタムフィールド」—独自エンティティ用のカスタムフィールドをサポート
- 「パーソナリゼーション」—プロフィール属性などでコンテンツ/機能を指定可能
- 「ユーザ/グループ管理」—階層横断的な管理が可能
- 「SOAフレームワーク」—サービス指向アーキテクチャ(Service-Oriented Architecture)に対応
- 「パーソナルユーザページ」—すべてのユーザにパーソナルページを提供
- 「ロールベースコンテンツ配信」—ユーザロールによるページカスタマイズ
- 「直感的編集インターフェース」—ドラッグ&ドロップでのページ部品配置
- 「ワークフロー」—独自ワークフロー作成+承認機能
- 「監視機能」—すべてのポートレット/ポータルページに関するパフォーマンス統計
- 「LIFERAY SYNC」—ローカルデスクトップ同期機能
- 「タグ付け機能」—Webコンテンツ/ドキュメント/掲示板スレッドなどにタグを設定可能
- 「多言語対応」—30以上の言語に対応
- 「OpenSocial」—Webベースソーシャルアプリケーションをサイト上で直接デプロイ
コンテンツ管理機能
Liferayはコンテンツの作成/管理/公開を行なうための多くの機能を備えています。
機能抜粋
- 「Web配信」—Liferay Portalのアプリケーション群と同時に動作
- 「ドキュメントライブラリ」—すべてのコンテンツを1カ所で集約/管理
- 「複数のコンテンツリポジトリ」—共通UIで複数コンテンツリポジトリ(Lifray/Alfresco/Documentum)をマウント
- 「コンテンツカテゴリ」—独自メタデータとドキュメントタイプを作成
- 「アセットパブリッシャ」—ポータル内コンテンツを配信
- 「ワークスペース」—チーム単位で独自のセキュアスペース
- 「リッチテキストエディタ」—Word文書を編集するようにコンテンツを作成
- 「Webコンテンツテンプレート」—再利用可能なテンプレートを活用
- 「Microsoft Officeとの統合」—SharePointプロトコルで連携
- 「配信予約」—配信時間、配信コンテンツ、配信先などを指定可能
- 「Webサイトプランニング」—複数チームがサイト単位で公開日程をスケジューリング
- 「フォーマット変換」—docファイルをpdfへ変換
- 「サイトマップ」—自動的にポータル全体の階層的サイトマップを作成
- 「横断検索」—カスタマイズ可能な検索設定
- 「SEO」—新規ページを即座に外部検索エンジンの検索対象に
- 「外部コンテンツ統合」—Webコンテンツとデータの動的なマッピング
- 「動的仮想ホスティング」—単一デプロイの中で複数Webサイトを作成
コラボレーション/ソーシャル機能
Liferayは、さまざまな情報を蓄積し、生産的なディスカッションを行える環境を提供します。
機能抜粋
- 「ナレッジベース」—構造化データベース
- 「Wikis」—各種情報を蓄積
- 「掲示板」—アイデアを共有
- 「ブログ」—コミュニティを重視した情報発信
- 「不正使用レポート」—不適切なコンテンツに対するフレームワーク
- 「RSS」—掲示板やブログを購読
- 「アクティビティトラッキング」—最新のアクティビティを記録
- 「インスタントメッセージ」—チャット機能
- 「Eメール」—ポータルから直接Eメールを送信
- 「共有カレンダー」—標準規格「Web2.0」による連携
- 「アナウンスアラート」—お知らせやニュースレターなど
- 「アンケート」—複数選択のアンケートを作成
- 「ソーシャル・エクイティ」—ユーザの貢献/参加度/アセットなどの情報価値などを評価