
社内の情報共有にも。社外のCMSにも。つかえるWebアプリケーション プラットフォーム、Liferay(ライフレイ) 5-5
オープンソースWebポータルとして世界市場シェア1位を誇るLiferay(ライフレイ)は、社内の情報共有ポータルとしてだけでなく、社外向けCMS(コンテンツマネージメントシステム)としても活用できるWebアプリケーション プラットフォームです。
社内の情報共有を目的とした商用ポータル製品にはシェアポイント、WebSphere ポータル、インスィートなどがありますが、ライフレイはそれら商用製品が持つ機能に加えて、社外向けCMS(コンテンツマネージメントシステム)機能を備えています。またJavaで実装されたオープンソースであるため自由度が高く、細かなカスタマイズや既存システムとの統合が容易に実現します。
今回は、Liferayに関するFAQをご紹介します。
【Q】グループ企業のサイトを、Liferayでひとつにまとめて安定稼働が見込めるか?
【A】
複数の企業でさまざまなフォーマットで運用してきたサイトを、Liferayでひとつにまとめて安定稼働している実際のケースとしては、Liferay(ライフレイ)バージョン6を使って、2万ユーザで運用している事例があります。
大規模環境においてはインフラ周辺の設計がポイントになります。ユニファイドではそのあたり重点を絞って導入支援させていだたきました。
ご紹介したサイトでは、3年間ほぼ障害は発生せずに、安定的に稼働しています。
【Q】バージョンアップはどのようなルールで行われているか?
【A】
マイナーバージョンアップは、コミュニティ版、エンタープライズ版ともに半年に一度実施されています。
メジャーバージョンアップではAPIが改変される可能性があります。その際は、Liferay専用のSDKで対応していただいています。
旧バージョンのままお使いいただくことも可能ですが、脆弱性情報が上がった場合のみ注意が必要です。
バージョンアップについ、詳しくはこちらをご確認ください。
【Q】導入後のメンテナンスはどのように行えばよいか?
【A】
Liferay(ライフレイ)には、業務用プラグインとテーマプラグインが用意されています。
たとえばフロントはLiferayでポータルを作り、バックエンドで自社システムを組み合わせた場合、フロントのデザイン変更などは、テーマプラグインで容易に改変が可能です。
フロントとバックとの連携部分に関するメンテナンスについては、当社でも導入後のサポートを行っておりますので、お気軽にお声がけいただればと思います。
またLiferayはオープンソースですので、ソースコードや脆弱性情報をはじめ、さまざまな情報をネットから入手することができます。とくにLiferayのコミュニティは5~10万のユーザが登録しており、常時、活発な議論がなされています。現状では英語対応のみですが、コミュニティのなかで固有の問題が解決することも少なくありません。
【Q】競合製品は?
【A】Liferay(ライフレイ)には幅広い機能があるため、機能によって競合製品も変わってきます。
たとえば企業ポータルとして他社製品と比較すると、SharePoint(マイクロソフト)、WebSphere ポータル(IBM)、Insuite(ドリーム・アーツ)などの商用製品があり、オープンソースではDrupalなどが挙げられます。
それらの中でLiferayの特長は、充実したCMSと大手企業での利用を想定したユーザ管理、アクセス制御などです。また、Javaベースでポートレットを開発することができ、Webアプリケーション開発プラットフォームとしての機能も充実しています。
Liferay の導入支援や保守サポートについては、こちらへ