Liferay用プラグイン開発ツール「Liferay Dev Studio」について紹介します。
Liferayとは
Liferayとは、Webシステムを構築するためのオープンソースのポータル製品です。ポータルサイトを実現するために「フレームワーク」「ポートレット(機能部品)」「ポートレット開発環境」などから構成されています。
「社内用ポータルサイト」「対外用ポータルサイト」など、さまざまなタイプのポータルサイトを構築でき、高度で使いやすい統合ポータル機能を提供します。
Liferayの詳細については、こちらを参照ください。
→Liferay Portal(ライフレイポータル)とは
「Liferay Dev Studio」とは
Liferay Dev Studioとは、統合開発環境「Eclipseプラットフォーム」の拡張機能として動作する開発ツールで、Liferay Portalプラグインを効率的に開発できます。
主要ビルドツール「Gradle」「Maven」や、主要構成ツール「BndTools」などと連携して開発できるため、開発生産性を大きく高めることが可能です。
統合開発環境「Eclipse」とは
概要
Eclipse(エクリプス)とは、ほぼすべての言語と多くのアーキテクチャに対応した統合開発環境です。
「エディタ機能」「コンパイラ機能」「デバッグ機能」などが統合されているIDE(Integrated Development Environment)として利用できます。
特徴
オープンソースコミュニティによる開発
Eclipse IDEは「Eclipse Public License 2.0」の条件の下でオープンソースリリースされており、世界中の貢献者によって活発に開発が続けられています。
Java 13開発サポート
EclipseIDEはJavaで実装されており、Java開発においては標準的開発環境として利用でき、数々の機能強化と安定性強化が続けられています。
EclipseにはJava開発環境が標準プラグインとして含まれているため、すぐにJavaIDEとして使用開始できます。
Java 13開発をサポートし、改善され続けているJavaエディタでコーディングを実施できます。
多くの言語もサポート
「言語サポート」などのプラグイン機能をデフォルトパッケージに組み合わせることで多様な言語への対応が可能となります。
プラグイン拡張性
EclipseIDEは、「バージョン管理システム連携機能」「デバッグ機能」「プログラムステップ実行機能」「コンパイル機能」など、便利なプラグインが豊富に用意されているため、さらに効率性を高めるために自由にカスタマイズできます。
また、「構文エラー表示カスタマイズ機能」「自動インポート文追加機能」「クラスパス設定機能」など、エディタの機能強化も充実しています。
「Liferay Dev Studio」の主な機能
Liferay Dev Studioは、以下の機能を提供します。
・直感的GUI
・Liferayポータルプロジェクト作成ウィザード機能
・エディタ機能—Service Builderファイル、ワークフロー定義、POMファイル
・スニペット機能—タグライブラリ
・Liferayサーバ管理機能
・プロジェクトテスト機能
・プラグイン変更自動展開機能 など
最後に
「Liferay Dev Studio」を利用すると、開発者は使い慣れたEclipse環境でLiferay用プラグインを効率的に開発できます。
弊社にご連絡いただければ「ビジネスプロセスにマッチするプラグイン開発」などもご相談いただけます。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
参考元サイト
- https://portal.liferay.dev/docs/7-1/tutorials/-/knowledge_base/t/liferay-ide
- https://portal.liferay.dev/docs/7-2/reference/-/knowledge_base/r/liferay-dev-studio
- https://liferay.dev/project/-/asset_publisher/TyF2HQPLV1b5/content/ide-installation-instructions
- https://www.eclipse.org/eclipseide/
- https://www.sejuku.net/blog/72127
- https://www.ossnews.jp/oss_info/Eclipse/1